10月の言葉
大分集談会 じゅん 撮影地:京都府 建仁寺
日本庭園に癒されます
10月になりました。やっと…やっと秋が来たのかなと感じるこの頃です。
秋に食べ物が、スーパーに並び季節の変化をまずは食事で感じているところです。
今年の森田療法学会は、北海道ですね。ぜひ…。と思いましたが、時間と体力が追い付かず今年は見送りました。
今年もあと3ヶ月。一日一日を大切にしていきたいです。
人と話すのが怖い・人の視線が気になる・ガスの元栓閉めたか気になって仕方ない…そんな病気ではない病気と闘っていませんか?
同じ悩みを持った仲間とお互いに話し合いながら心のからくりを勉強し、生きづらさから解放されましょう。
私たちは、森田療法を基本に生きづらさに寄り添うパートナーです。
なお、集談会・生活の発見会は学習の場であり、医療(の場)ではありません。治療等に関することはお答えできないことがあります。
初めてのかた、会員でなくても、事前連絡なしにご来会いただいても大丈夫です。見学だけでも大歓迎です。
コンパルホールは、大分駅から歩いて数分の立地にあります。ぜひお立ち寄りください。
会費:非営利の会ですが、会場費、コピー代、通信費に充てるため、最低限の費用負担を
お願いしています。
会員・非会員ともに 初回~3回まで400円
4回以降800円
令和7年10月19日(日)13時~大分市コンパルホール307号です。
ぜひお立ち寄りください。
第548回9月の大分集談会は、6名の参加でした。
今回は、初めての参加の方や熊本から参加された方もあり、いつもと違う話ができました。初対面や、2年ぶりにお会いした方なのに、話がすっと入ってきて共感いっぱいでした。
先月の9月号の発見誌に載っていたことばですが、「人の話を聴いていると、必ず新しき聞く森田とか、忘れていた森田を聴くことができるはずです。集談会は、認識が間違っていることを教えてくれたり、悪い癖が出ていることを軌道修正させてもらえたりします。集談会にはお宝がいっぱいあります。このお宝を手に入れないのはもったいないのではないでしょうか。」(P39)と同じ気持ちです。
<体験ミニ発表>
今月は、Hさんです。
●昭和56年9月に初参加
●B市にある病院に身体のことが気になり入院したことがある
●とにかく治りたい一心だった
●44年経った今も再発はない
●近況:車をどこに停めたか分からなくなったことがあった それに関連した神経症の最中のことを思い出し「間違った地図を頼りに歩いていたようなものだ。」と回顧した
●トイレが壊れた 必死になって直した 「追い込まれて必死になったら、何とかなる」という帚木蓬生先生の言葉を思い出した
ベテランの先輩のお話に歴史を感じたり、なるほどと思う内容でした。これからもよろしくお願いします。
<学習会 改訂版(A)森田理論学習の要点より 神経症の成り立ち>
●神経症とは何か:人間にとっての自然な心理的・生理的現象を異常なものと思い、それを取り除こうとすること
●思想の矛盾:「こうありたい」という自分の考えと、そうなれない事実の違い
●精神交互作用:ある感覚に注意を集中すれば、その感覚は鋭敏となり鋭くなった感覚がますます注意を固着させる
●劣等感的差別感:一つの欠点を過大にとらえる
●精神的からくり:誰にでもあることを自分だけのこと、特別なこととしてとらえてしまう
●自己中心的:自分の症状に注意が集中し、周りの人を思いやるゆとりがなくなる
等
改めて、声に出して読んでみると「あるある!」と感じます。
時に雑談や愚痴も交えながら、小さな一歩を重ねるしかないのかと思いました。
言葉の理解よりも、体でこうだと感じることが大切ですね。(じゅんの感想)
大分集談会 じゅん: 撮影地 大分県 国東市 田染(たしぶ)の里
国東の秋は少し早いです
♪
トイレには それはそれはきれいな 女神さまがいるんやで
だから毎日きれいにしたら 女神さんみたいに べっぴんさんになれるんやで
少し大人になった私は おばあちゃんとぶつかった
家族ともうまくやれなくて 居場所がなくなった
どうしてだろう? 人は人を傷つけ 大切なものを失くしてく
いつも味方をしてくれた おばあちゃん残して 一人きり家離れた
ちゃんと育ててくれたのに 恩返しもしてないのに
いい孫じゃなかったのに こんな私を待っててくれたんやね
一部抜粋
この歌に感化されて…。と言うわけではないですが、私は毎日トイレ掃除をしています。私が小さい頃は、よく祖母がやっていました。
私は、弟が生まれてから祖母といる時間が長かったと思います。
高度の難聴で、人の話はよく分からないくせに、私が父に叱られて泣いていると、一緒に泣いてくれたこともありました。
田舎のおばあちゃんには似つかわしくない格好をしたり、変わった考えのところもあって、よく父とぶつかっていました。そんな祖母と仲良くすると、私も同じ目に遭うんじゃないかと怖くなって(たぶんなかったと思いますが)祖母から遠ざかっていた時期があり、この歌を思い出しました。
「あんなにかわいがってくれたのに。」と祖母に申し訳ない気持ちと「ありがとう。」の言葉を贈りたいと思いこの歌にしました。
大分集談会 じゅん 撮影地 佐賀県:有田市
立ち寄ったお店でお気に入りのカップにコーヒーを注文しました
会場への直接のお問い合わせは、ご遠慮願います